キャンプの最大の魅力

毎年、春の大型連休になると、我が家のキャンプシーズン到来となる。
春は、海に近いオートキャンプ場。夏は川辺で星座を眺め、秋は少し寂れた山のキャンプ場に泊まって、温泉とトレッキングを楽しむ。
楽しみ方はいろいろあるが、キャンプの最大の魅力は「家族の距離が近くなる」ことだと私は思う。

仲良し家族を自負しているが、家にいるときは同じ部屋にいても別々のことをしていることが多い。子供たちは宿題、私は食事の支度、夫は洗濯物を畳む。といったふうにだ。

キャンプに行くと、まず全員でテントを立てて食事の準備。
子供たちはキャンプで料理を覚えた、といっても過言ではない。
キッチンを汚される心配もなく、時間もたっぷりある。私はビールを片手に、安全に配慮してさえいればいい。
少々味が濃かろうが薄かろうが、子供たちが作ってくれたごはんはおいしい。
それが青空の下でならなおさらだ。
あと片付けも、ほぼ全員参加。これは、しばしば私はビールを片手に失礼するが。

アクティビティはカヤックシャワークライミング・サイクリング・ボディボードなど、田舎は遊びに事欠かない。
そして、これらの活動は体力的に有利な夫が俄然子供たちのヒーローとなる。

キャンプ行くと子供たちは、時間に追われることもなくのびのびしている。
夫は家族の陣頭指揮をとり張り切っている。
そして私は一日中ビールを片手に上機嫌。

かくして各々が「この家族に出会えてよかった」という気持ちを新たにする。
それが私だけでなければよいが・・・。