山奥にある川べりでキャンプ

子供のころ、父親に連れられて親子できれいな川のすぐ横でテントを張って一泊だけしたことがあります。
といっても、そこから1km程度の場所には父方の祖父母が住んでいましたが、山奥の田舎だったため雰囲気はばっちりでした。
普段から毎日仕事に追われて忙しい父が、たまの休日だからと連れ出してくれて、日中は妹と一緒に鮎釣りや川泳ぎに夢中になって遊んでまわりました。
お昼は持ち込んだ焼き肉用のお肉やソーセージ、祖父母が育てた野菜を炭火で炙ってむしゃぶりついて食べました。
ジュウジュウいい音と香りがしてきたところに醤油ベースの甘辛たれに絡めて食べるとあり得ないくらいに美味しかったです。
動き回って疲れていたためか、たくさんあったご飯もみんな食べてしまった記憶があります。
夕方からは火をおこして、レトルトのカレーを飯盒で炊いたご飯にかけて食べたのもいい思い出です。
飯盒でちゃんとご飯が作れた父にもびっくりしながら尊敬のまなざしを送ったりしました。
普段見たこともないような星空を飽きることなく眺めまわして。
空の見過ぎで首が疲れてきたら、パチパチ音のする炎を眺めてウトウト。
寝る直前までみんなでどうでもいいようなことを話していました。
川のせせらぎを子守唄代わりにして朝までぐっすり寝てしまいました。
今思い出しても楽しい思い出です。
自分にも子供が生まれてあのころの父の大変さを今更のように思い出しています。
この子たちが大きくなったら、同じようにキャンプを体験させてあげたいと思っています。